Technical Reports on Information and
Computer Science from Kochi
Vol. 2 (2010), No. 4
ソフトウェアの実行時間を考慮したハードウェア/ ソフトウェア分割手法
松永 惇弥1, 村岡 道明2
1. 高知大学大学院総合人間自然科学研究科
2. 高知大学自然科学系理学部門情報科学教室
要旨
大規模なシステム LSI では、ハードウェア/ソフトウェアの最適な分割が大きな課題となっている.本研究では,ソフトウェアの実行時間を考慮したソフトウェアの並列化およびハードウェア/ソフトウェア分割を容易に試行する手法を提案する.本手法を暗号化アルゴリズム AES に適用してマルチコアプロセッサを前提としたソフトウェアの並列化を行った結果,実行時間を元のアルゴリズムよりも 32%を削減することができた.
(2010年3月14日 受付)

全文(PDF) 52980 bytes