Technical Reports on Information and
Computer Science from Kochi
Vol. 3 (2011), No. 2
FDLIDE の開発2
大坪 愛1, 多和田 侑2, 森 雄一郎3
1. 高知大学理学部応用理学科
2. 高知大学大学院理学専攻情報科学分野
3. 高知大学自然科学系理学部門情報科学教室
要旨
ファジィシステムを記述する開発言語の共通化を図るためにファジィシステム記述言語(FDL:Fuzzy Systems Description Language)が策定された. しかし,FDLを用いたファジィ推論の記述は,グラフで定義されたメンバーシップ関数やルールを入力するのに非常に手間がかかる. また,推論結果が数値のみで表示されるため,推論の修正箇所を特定するのも困難である. そこで,ファジィシステムの開発効率向上のためにFDLプログラミングの開発環境を整備した. メンバーシップ関数の作成を GUI主体にし,ファジィ推論の過程をグラフで確認できるような FDLIDEの開発をし,その評価を行った.
(2011年3月15日 受付)

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