近年,地方のバス路線赤字が問題となっている.赤字解消のために,乗客特性の分析が重要となる.一方,本年度改正される個人情報保護法の点から,実データを自由に扱えない.そこで本手法では,ビッグデータ分析に利用可能な乗客データを擬似的に生成する方法を提案する.提案法は,統計データに基づくモンテカルロ法により生成する. 元データと比べたところ,ほぼ再現する結果が得られた.一方,データ間の相関については課題が残った.今後,とさでん交通株式会社へ随時提供する予定である.
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